Twitterで漫画家同士の親交を深めたり、宣伝活動をしている漫画家が、Twitterのサービス終了や過疎化に備えてできることはなにかを考える。
分類
大まかに分けるとTwitterには以下のような機能を求めている。
1.漫画家同士の繋がり
同じ雑誌や興味のある作家同士とつながる。リプライやDMで会話をしたりする。
2.業界情報の取得
各種ソフトウェアの使い方や業界のニュースを取得する。
3.自分の漫画に興味がない人への宣伝
潜在的な顧客に対するアピール。告知をしたりイラストを投下したり漫画を投下する。
4.既存のファンとの交流
イラストのアップや、ファンへのリプライの返信。ファンアートをRTしたりfavったりする。
制作状況を見せたりなどなどで、ファンとの交流を深める。
5.感想や意見のリサーチ
主にエゴサーチや、監視用のアカウントでファンをフォローしたりする。
6.漫画以外のニュースの取得
漫画に関係ない趣味や生活上の情報の取得。
Twitterがなくなった場合それぞれの機能をどうするか
1.漫画家同士の繋がり
オフライン
- 編集部やコミケ、コミティアで直接会う
- 飲み会など交流イベントに参加する
- 漫画家の団体に加入する
オンライン
- LINEやDiscordなどのチャットツールのIDを登録する
- 上記のグループやサーバに参加する
- 作家のブログ等にコメントを送る
- メールアドレスを交換しメールする
2.業界情報の取得
オフライン
- 漫画家に直接聞く
- 編集者に直接聞く
- ニュースサイトやソフトウェアのニュースサイト、フォーラムを巡回する
3.自分の漫画に興味がない人への宣伝
オフライン
- コミケやコミティアに参加し、本を出す
- 他の漫画のついでに読んでもらえるよう、雑誌媒体に掲載する
オンライン
- 自らブログやインスタ、動画などで発信する
- 他の漫画のついでに読んでもらえるよう、Web媒体に掲載する
- ブログやインスタ等で発信力のある人へ見つけてもらう、アピールして取り上げてもらう
- Web広告を出稿する
4.既存のファンとの交流
オフライン
- コミケやコミティアなどで会う
- サイン会などファンが集まるイベントを開く
オンライン
- 掲示板やフォーラムを設置して交流する
- ブログやインスタ等で発信する
- メールマガジンやLINE公式アカウントなどで発信する
5.感想や意見のリサーチ
オフライン
- アンケートハガキの結果を見る
- ファンレターを見る
- 雑誌のイベント等で読者の反応を見る
- 読者に直接インタビューする
オンライン
- SNSやブログ、掲示板等の検索結果をサーチする
- アンケートサイト等を利用し感想を聞く
- 読者の運営しているブログやSNSに正体を隠しファンとして潜入する
6.漫画以外のニュースの取得
オフライン
- テレビやラジオなどを見る
- 雑誌や書籍、雑誌を見る
- 他人の話を聞く
オンライン
- ニュースサイトを巡回する
- ソーシャルブックマークサイトを見る
- ニュースをピックアップしてまとめているサイトを見る
できるならやっておいたほうがいいこと
- Twitterがなくなってもついてきてくれる固定ファンを獲得する
- 別のSNSのやブログのアカウントを取得する
- さらにそのアカウントのリンクをまとめたWebサイト(独自ドメインだと尚良し)を作成する
- サイトのHTMLをローカルに置けるとなおよし
- さらにそのアカウントのリンクをまとめたWebサイト(独自ドメインだと尚良し)を作成する
- Twitterで情報を受動的に取得するのではなく、自らニュースサイトなどを巡回する癖をつける
- RSSリーダやブラウザの巡回機能などを使う
- 自分の欲しい情報がまとまっているWebサイトや、信頼できる情報を持っている人を見つける
- 信頼できるキュレーターを探す
- DiscordやLINEグループなど、目的の情報が集まるグループに入る
- 漫画家の集まるイベントに参加する
能動的な情報収集が試されます
フォローやワンクリックで情報が流れてくるというプラス要素がなくなり、能動さが求められます。
また発信も、「短い文章で目を引くタイトル」などの手法が使えなくなります。
そのあたりを考慮して見るといいかもしれない。