戦いづらい作風で戦ってる気がする

2024/02/09

ミラコロコンペ出したりしてるんですが、例によって「好きな人は好きだし嫌いな人は嫌い」みたいな作風なんで、 最近ずっと当落線上でギリダメみたいなのが続きますね〜。
この辺の仕組みとかは以前にも書いてるので良かったら読んでね。

ということで、ミラコロで戦う上でこの要素が重視されてるんだろうということをまとめました。

審査の点数を左右する要素

1.絵柄

まずは絵柄。これは審査員の好みがかなり出ます。
でも無難な絵柄ってのはあります。特定の人の名前を上げるのもアレなんで言わないですけど、まあどれがスタンダードなのかは雑誌を長いこと読んでる人はわかるんじゃないでしょうか。

2.画力、ネームの書き込み具合

これも結構好き嫌いありそうです。と言ってもネームでの提出なんでペン入れした状態の絵ではないのですが、
ある程度下書きに近い書き込みは求められます。
「完成形を想像しやすい」という点が特に大事かもしれません。自分もネームなのにトーン貼ったりしてますし。

じゃあネームってなんのためにあるんだよという話なんですけど、ネームから完成形を想像するってなかなか難しいと思うので、
評価点の底上げには有効だと思いますが、ネームにはお金が出ないので各人の時間次第なところありますね。

3.題材の健全さ

健全さの評価基準として「親にも見せられるかどうか」が1つあります。
子供のお財布は大人が握っていることが多いので、「これを読ませてもいいか」という観点で、主人公がちょっと悪人っぽかったり、真似してほしくないことをするのは若干減点対象になると思います。

主人公を義賊とか、悪を倒す悪にしたりとやりようはあるんですが、
そもそも健全じゃない時点でマイナスをつける審査員もいるので、ここはかなり好き嫌いが出ると思いますし、マイナスなら大幅にマイナスを付けられるところです。
実際自分もここでマイナスを付けられて苦戦しています。小賢しい主人公が多いからね…。
もっと良い子を描かなきゃいけないですね。こう育ってほしいみたいな…?

4.題材の新しさ

これも実は審査員で左右される点がすごくあって、挑戦的なことを評価する人もいれば、悪い言い方をすると保守的な人もいます。
ジャンプとか今流行りのアニメだとかそういうところでやってる題材はアリなんですが、青年誌とか大人向けにありがちな題材はちょっと遠すぎるということで、ここも自分がちょっと苦労しているところですねえ。

5.継続できるか

一応読み切りですけど、続けるとなったときにどれくらいネタが出せるかどうかもちょっとあるかも?

6.商業的に発展しやすいかどうか(?)

今コロコロでウケてるオリジナル作品の一部はYoutubeパワーなどがあったりして、
まんが以外にも展開できそうな要素があるかどうかというのも大事そうなんですが、乗っているものを見る限りはそんなに重視されていないっぽい。
それより作者の知名度がバチクソ高くて、インフルエンサーが宣伝してくれるとかそういうほうがまだ有効そうな気がします。

たぶんココが合わない!

フカホリの作風は長いこと見てきた人はおわかりでしょうが、
「大人っぽいかっこよさ」とか「こんな見方があるんだ」みたいな、コロコロっぽさとそうじゃないものの境界を目指してるので、
言ってしまえば優等生っぽくない感じなんですよね。

競馬に例えると、平均点を取っているものが先行抜け出し型で、
自分のは多分大外ぶんまわし最終直線で戦うみたいなやつで、よく前壁してダメみたいな感じだと思います。
複勝で買えるのがいい作品で、自分みたいに単勝orヒモにすら入れないみたいな作風だと弱そうなかんじ。 伝わりにくいたとえだな!

今後

評価してくれてる人はめっちゃ評価してくれてますし、「こういうの描いてたよね」とおぼえてくれてる人もいるんですが、
載らなきゃなんの意味もないからなあ〜。
もうちょっと無難な王道の作風にするとか、ギャグまんがをやってみるとか、優等生タイプのものを描くとかでしょうか。

あとほとんどの人が毎回新作を出してまして、前回のコンペでダメだったのを手直しして出すみたいなのをやってないので、
短いスパンで新作をゼロから作るというのがすごく大変なのもあるかも。
よくネタ尽きないなみんな〜。

ということでまあネタが出る限り挑戦し続けますけど、いかんせん作風と審査方法が合わないんで、
もうちょっと戦ってみてダメそうだったら路線切り替えるなり、前も描いてたけど青年誌原作に行くのを考えてみます。
あとはボツネームをどこかで公開したいですね。fanbox再開しようか悩み中。